骨盤の役割について

人類が二本足で歩くようになってから、道具を扱う手が発達し、喉の奥に空洞を持つ事で言葉が生まれました。しかし、その代償として慢性的な腰痛、骨盤や背骨の歪みに苦しむようになったといわれています。骨盤は、私たちにとってとても大切なものです。近年では、整体院で骨盤矯正を受ける方も多くなっています。こちらでは、そんな骨盤の持つ役割についてご紹介致します。

二足歩行は骨盤のおかげ

人類が二本の足だけで歩けるようになったのは、骨盤が進化したからです。骨盤には、脊髄を通して上半身の重さが加わり、同時に脚を通して地面からの反力も伝わっています。その上下の力を分散するために、骨盤は丸い形状になっているのです。この作りによって足からの衝撃を吸収し、上半身のバランスを保っています。また、両足を動かす股関節と連動する事で、歩く事も可能にしています。運動やトレーニングでも腰や骨盤を重視するのは、意識して鍛える事で身体能力を高めようとしているからです。

生殖器や内蔵を保護する

骨盤は、仙骨・腸骨・恥骨・坐骨の四つの骨で構成されています。その中の左右に広がる腸骨が、下腹部にある内蔵や生殖器を保護しています。女性の場合は骨盤の中央に子宮があり、上部には胃、下部には膀胱、後部には直腸があります。これらの内蔵や生殖器が正しい位置で支えられていれば、健康な状態です。しかし、骨盤に歪みやずれが起こると、これらを支える事が難しくなります。内蔵や生殖器が正しい位置からずれてしまえば、ぽっこりお腹や新陳代謝の衰え、消化不良などの原因となってしまうのです。

赤ちゃんを守る役割

妊娠する事で子宮に生命が宿り、胎児が育っていきます。そして、産み月が近くなるごとにお腹が大きくなり、出産に向けて骨盤がゆるくなります。腰に脂肪を蓄えながら胎児を支えるのも、骨盤の役割です。そして出産時になれば、胎児の大きな頭を産道から通すために骨盤は大きく広がります。この出産によって骨盤が大きく歪み、産後太りや腰痛などの様々なトラブルに悩むお母さんは多いです。出産後、なるべく早めに骨盤矯正を行う事で、健康や美容を維持しやすくなります。

骨盤には、このような重要な役割があるのです。埼玉県鶴ヶ島にある当院は、個々の症状に合わせた施術や気功を施す整体院です。産後の骨盤矯正や腰痛などのお悩みもお任せ下さい。東武東上線若葉駅から10分ほどに位置しておりますので、川越や坂戸といった近隣の市からもお気軽にお越し下さい。