腰痛の種類・種類別の特徴
腰椎は日常生活によって影響を受けやすい部分となっています。腰椎に負担を掛け続けていると、腰に痛みを引き起こし腰痛となるのです。腰痛は日本人に多い症状で、現代病とも言われています。
腰痛にもいくつか種類があり、特徴も異なっています。こちらでは腰痛の種類と種類別の特徴をまとめています。
椎間板ヘルニア
激しい動作をした際に、髄核や線維輪を含む椎間板が通常よりも飛び出してしまい、神経を圧迫して腰痛を引き起こします。これを椎間板ヘルニアと呼びます。主に腰痛を引き起こしますが、神経を圧迫しているので腰より下の足にも痺れといった症状が出る場合もあります。
変形性腰椎症
加齢によって変化した腰椎が、周辺の筋組織や神経を刺激する事で痛みを引き起こします。主な原因は加齢となっており、他にも重労働をされている方や遺伝子なども考えられます。症状としましては腰痛だけの場合がほとんどですが、稀に臀部や大腿骨付近の痛みを感じる可能性もあります。
急性腰痛症
一般的にぎっくり腰と呼ばれているのが、こちらの急性腰痛症です。椎間捻挫と呼ばれる事もあります。腰への急激な負担が原因で引き起こされます。腰が負荷に耐えられず発症します。様々な行動で引き起こされるので、対策が難しいです。
腰椎分離症、すべり症
スポーツによって発症する腰痛の1つです。腰椎分離症の場合は、発症した全ての方に痛みが生じるとは限りません。しかし、スポーツを行っている方にとって、重要な部位になりますので、適切な治療が必要だと考えられます。すべり症とは、腰椎分離症を放置する事で発展する可能性がある症状です。
腰椎の位置がずれてしまう事で、下肢の痺れを招いてしまったり、排泄障害を招いてしまったりと様々な弊害を招いてしまいます。どちらも急に発症するのではなく、スポーツを続けていく事で起こる症状です。
腰部脊柱管狭窄症とは
背骨には脊柱管と呼ばれる空間があり、脊柱管の周りにある骨が変形して脊柱管が狭くなる場合があります。脊柱管が狭くなると、神経を刺激してしまい痛みを引き起こします。この症状は年配の方に多く、腰の痛みが軽い場合もありますし、歩行困難になるほどの痺れが出る場合もあります。
筋性腰痛症とは
主にスポーツをされている方が発症しやすいとされている症状で、腰の筋膜や筋肉が損傷する事によって引き起こされます。身体をひねる動作を行うと発症すると言われています。
腰痛だけでもこれだけの種類がありますので、ただの腰痛と考えずに痛みがある場合は早めに病院や整体院にて対策を行う事が大切です。
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